むし歯治療
むし歯について
むし歯は早めに治療した方が痛みも少なく、簡単な治療で終わります。
「歯を削る時の音が怖い」「治療が痛そうで怖い」など、歯科医院は怖いというイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、むし歯は放置して治る可能性は非常に低く、ひどいむし歯の場合は放置すればどんどん悪化していってしまいます。その結果、歯を削る量が増えたり、麻酔注射が必要な治療をしなければいけなくなってしまうのです。
当院では患者様に安心して治療を行っていただけるよう、痛みや不快感を感じない治療に努めております。安心してご来院ください。
同じ歯や同じような場所でむし歯になりませんか?:
「なぜかいつも同じ歯がむし歯になる」「同じ歯の詰め物ばかり取れたり壊れたりする」そのような症状を感じているならば、もしかしたらそれは「噛み合わせ」が原因かもしれません。
そもそも、その歯がむし歯になったり欠けてしまったりした原因も「噛み合わせ」が悪かったからということも考えられます。
体重~100kgにもなると言われる人間の咬合力(噛む力)は沢山の歯でその力を分散させることにより、やっと支えられていますが、噛み合わせが悪いと上手く力を分散させることが出来なくなってしまいます。
そのため、一部の歯にだけずっと大きな負担がかかり続けることとなり、結果、歯が悲鳴を上げてしまうのです。歯は頑丈ですが、それでもずっと負担がかかり続ければすり減ったり、欠けたりといつか壊れてしまいます。
そんな状況では、せっかく詰めた詰め物が外れてしまうのも頷けますよね。
また、親知らずなどが原因で歯が後ろから倒れているような噛み合わせになってしまっている場合、どんどん歯が傾いていき、更に歯並びが崩れたり、噛み合わせが悪くなってしまうというようなことが起こる場合もあります。
むし歯の進行と症状
C1 エナメル質のむし歯
歯の表面のエナメル質に穴が空いた状態のむし歯です。歯の表面、歯の溝など限られた範囲が灰白色、黄褐色や黒褐色に変わりますが、この段階では痛んだり染みたりすることはありません。
C1の段階でむし歯治療を行えば痛みも負担も少なく済みます。
C2 象牙質のむし歯
エナメル質を貫通し、象牙質にまで達した状態のむし歯です。温かいものや冷たいもん、甘いものを食べた時に染みることがあります。C2の段階でも、比較的早く治療が完了します。
C3 歯の神経のむし歯
むし歯が歯の神経(歯髄)まで進んでしまった状態のむし歯です。この段階にまで進むと激しい痛みが出てきます。むし歯の穴は大きく広がり、歯冠部はほとんどむし歯に侵食されてしまっているため、むし歯を削った後に歯型を取って被せ物をして治療していきます。そのため治療期間も長引くこととなります。
C4 歯の根のむし歯
歯の神経が死んでしまい歯冠部もむし歯で崩壊し、歯の根っこしか残っていない状態のむし歯です。歯の神経が死んでしまっているため痛みを感じなくなることもありますが、炎症が進行し歯の根に膿が溜まったり、炎症が顎の骨にまで進行してしまうこともあります。もし顎の骨に感染を起こしてしまうと、骨膜炎を起こし顔が大きく腫れ上がったりなど、恐ろしい症状が出る場合も。
むし歯を削ったり膿を取って消毒したり、歯型を取って被せ物などを作って被せたりしないといけないため、治療期間が長くかかることとなります。また、歯の保存が難しい場合は抜歯しないといけないこともあります。
なるべく痛くない治療を
表面麻酔の使用
まず塗るタイプの表面麻酔を使い、麻酔針を刺す時の「チクッ」とする痛みを極力少なくしています。
極細の針を使用
当院では麻酔に極細の針を使用しているため、歯茎に刺さる時の痛みが生じにくいです。
電動麻酔の使用
麻酔液が一定に注入される電動麻酔を使うことで痛みや不快感が大幅に軽減されます。
痛みが生じにくい麻酔の刺し方
当院では痛みが生じにくい方法で注射し、麻酔液を注入していきますので痛みが生じにくくなっています。
根管治療
根管治療について
根管治療とは、むし歯に侵されてしまった歯の神経を根管(歯の神経が入っている管)から除去し、薬剤を使って内部を消毒して綺麗にする治療のことです。
むし歯になってしまった歯を残すための治療として行われ、高い医療技術が必要な大切な治療です。
根管治療が不十分だとむし歯が再発したり、最悪の場合、抜歯しなければいけなくなってしまうため、最新の注意を払って治療を行います。
根管治療後の主な処置法
- 詰め物
- 被せ物