歯や口から生活が見える?
子供から大人まで歯やお口の状態を拝見するとむし歯の有無意外に、そのひとの生活習慣や食生活が見えてくることがあります。
最近では在宅ワークによる生活の変化が口腔内にも現れてくることがあります。
”コーヒーをよく飲みます” ”甘いものを食べることが多くなりました”
良好な口腔内であった人も、急に色素沈着やむし歯の発生を起こすことがあります。
また乳幼児期においての複数のむし歯は生活習慣や食生活の改善が求められます。
食事の時間は決まっていますか?おやつの時間は?ダラダラ食べはしていませんか?
いまだ収まらないコロナによる生活の変化は歯やお口に現れることをご承知ください。
被せ物を入れたとき…
私たちは、むし歯の治療や歯の中を治療する歯内治療後には歯のかたちに戻すためのクラウンと呼ばれる被せ物をします。
最近は、保険治療による審美修復の適応範囲が拡大されたことにより条件によって大臼歯にも白いセラミックス製のクラウンを入れることができるようになりました。
歯に詰め物や被せ物をした時に綺麗にかたちが整います。
カチカチと噛んでみて…
ここでもし噛み合わせた高さの違和感を感じなかったら注意が必要です。
全体の歯の中で噛み合わせとして調和がとれていない、あるいは咀嚼機能を回復していない可能性があります。
知覚過敏は季節と関係あるの?
最近、歯ブラシの時にしみるんです!
むし歯ですか?
だんだん冬は水の温度が冷たくなり思わず
”しみる!”と感じること多くないですか。
外気温も冷えてくると外に出た時にしみるを感じることも…
歯の中には神経があります。
この歯の神経は食べ物の温度を脳に伝える大切な役割があります。
これは感覚器として食事のおいしさにも関係しています。
すぐに消えるしみるは様子をみて大丈夫です。
歯ブラシの時などは、ぬるま湯で口をゆすぐなど、冷たい刺激はなるべく少なくする心がけをしてみてください。
マスクをする昨今では、外気から歯は守られていましたね。(笑)
検診の間隔はどのくらいがいいの?
健康な歯や歯ぐきの維持には定期検診は欠かせません。
現代人は口腔衛生に対する意識が高いので、むし歯の発生リスクはかなり抑制されています。
健康はなかなか意識しませんが…悪くなった時に健康の価値って感じますよね。
お口の中はなかなか自分では状況は分かりにくいものです。
「なんともないよ」「痛いところないよ」
そのような時が大切です。
お口の中の歯、歯ぐき、噛み合わせ、歯並びなどなど弱点は個人差がありますが。
ぜひ3ヶ月から半年ごとの定期検診を心がけてください。
歯ブラシのときに痛みを感じますか?
毎日のブラッシングで痛いって思うことありますか?
一つは毛先で強く擦ることの歯の刺激の痛み。
二つ目にブラシの毛先で歯茎を傷つけてしまう痛み。
もちろん気が付かないむし歯の存在で痛みが出ることもあります。
歯ブラシはペンを持つ時のようにペングリップで持ってみてください。
優しく磨くことができます。
そして歯の面に対してブラシを斜めに傾けることでブラシ側面を使って磨けるので、毛先の刺激を少なくできます。
毎日のブラッシングですから…ちょっとした心がけで上手に磨けます。
ぜひお試しください。
しみるって歯が悪いの?
しみる方って結構、多いんです。
来院される方の訴えは…
最近、歯がしみるのでむし歯かと思うのですが。
もちろん100%とは言いませんが、むし歯出ないことが多いようです。
しかし間違いなく歯の訴えはあるわけですから、助けてあげる必要があります。
子どもから大人まで起こるしみるは、様々な原因によっておきます。
新型コロナウィルス対策
ご来院した際に行っていました検温を素早く円滑に行うために自動検温装置、サーマルカメラを設置しました。
マスクを着用したままで検温ができ、測定体温はその場で表示されます。
37.3度に設定されていますので、それ以下に検温された際は緑表示されますのでご確認ください。
もし37.3度以上の場合は赤表示になりますのでお知らせください。
もちろんサーマルカメラが発熱を検知した場合は、音声にてお知らせします。
ご自身の体調管理にも参考にしていただければれば幸いです。
フッ素にも弱点が…
スーパーマンといえばアメコミヒーローの代表格で、80万トンの物体を持ち上げ、40メガトンの核爆発にも耐える無敵のヒーローです。
しかし、そんなスーパーマンも「クリプトナイト」という石の前では力を吸い取られてしまいます。
こんな文面から思ったことが
実は…悪いむし歯に対してスーパーマンのようなフッ素にも弱点があるんです。
それは唾液の減少なんです。
だから…年齢と共に減少傾向がある唾液の減少によって高齢者のむし歯が増えてきているんです。
歯みがき剤のパワー!
先日、歯みがき剤に含まれるフッ素の効果が絶大なはなしをお伝えしました。
コロナ禍の影響で小学校の時期をずらした歯科健診が始まりました。
もちろん予想を裏切らない結果です!
それは…極めてむし歯が少ないということです。
歯みがきの概念は確実に変わりました。ブラッシングから歯みがき剤によるペースティングです。
歯に歯みがき剤を塗ることがむし歯予防になっているんです。
歯垢はある程度ブラシングでとれていれば磨き残しは、あまりむし歯に影響しないんです。
これも時代の変化と考えましょう。
オープンバイトってなに?
オープンバイトとは開口とも言いますが…
つまり前歯を含む4本から、場合によって10本の歯が噛み合わない状態を言います。
つまり奥歯しか噛み合っていない状態です。
オープンバイトは、自分では気が付かないこともありますし、食事に不自由を感じないこともあります。
しかし奥歯には見えない高いリスクが隠れています。(むし歯、噛んだ痛み、しみる、被せものがはずれる、歯が割れる、歯ぐきが腫れる、出血がある、奥歯に違和感がある、アゴの痛み…)究極的には歯を失う可能性も高くなります。
なぜ?
それは噛み合わせの柱が右奥歯と左奥歯の2本しかないから噛む力が集中するからなんです。
またオープンバイトにはとても繊細な治療が求められます。
食事のときに右か左のどちらかの奥歯でしか噛んでいないようでしたらオープンバイトの可能性が高いので検診をお勧めします。