親知らずって何で抜くのですか?
親知らずは、前歯の1本目から数えて8本目の歯です。
もちろん永久歯としては、一番最後に生えてくる歯です。
年齢的には18歳から20歳を目安として生えてきます。
親知らずは、必ず抜く歯とは言いきれませんが…
今を生きる私たちにとっては、なかなか残すことの弊害の方が大きいようです。
症状としては、むし歯になりやすい、親知らず周囲の歯ぐきが腫れやすい。
またこれらの症状にはない、噛み合わせやあごの位置をずらしてしまう可能性が結構あるんです。これは自分では気がつかないので、やっかいです。
上にある親知らず周囲の骨は少ないことがあるので歯の位置を時間の経過で変化させてしまうこともよくないんです。
定期検診のときはチェックポイントにしていきましょう。
歯と噛み合わせ
先日、「右側の奥歯が痛い」を主訴に来院されたSさん。
該当歯をよく調べたところ右下の12歳臼歯でした。しかし、その歯は既に歯の内部の治療がされていましたが…
治療の段階としては、途中の状態で3年くらい経過しているとのことでした。
再度、内部の消毒の為に詰めものをはずしたところ、内出血が起きており開放して経過をみることに。
しかし、数日経過しても症状は強まる一方で、会社も休むような状況でご本人も大変辛そうでしたので…
十分、状況を説明させていただき、抜歯処置を選択しました。
翌日の消毒の時にはお顔の印象も大変よくなって生活も普通に戻られたとのことでホッとしました。
あらためてお口の中の痛みの辛さを感じ、歯と噛み合わせの大切さを確認しました。
学校保健委員会に出席しました!
先日、県立百合ヶ丘高校で1年に一度開かれる学校保健委員会に出席してきました。
今回の保健委員の生徒の皆さんによって発表されたテーマは…
”あなたはネット依存?”でした。
各学年から460名の生徒からアンケート調査を実施。
①気がつくと長くネットをしている
②ネット中にやめられないことがある
③誰かとよりネットを選ぶことがある
④やるべきことよりネットをチェック
⑤ネットのために勉強の成果の低下
⑥ネットで新しい仲間づくり
⑦ネットで心配やストレスが落ち着く
⑧ネットを邪魔されてイライラ、怒り
⑨ネットのない生活は退屈、むなしい
⑩普段でもネットのことばかり考えている
これらの質問から5個以上を『ネット依存の可能性』と判断します。
さて、あなたはどんな結果になりましたか?
親知らずについて知っておきたいこと
大臼歯って何本あるか知っていますか?
手前から6歳臼歯、12歳臼歯、そして親知らずです。片側には3本の臼歯が噛み合う可能性があります。
つまり左右上下あわせて12本の大臼歯が存在する可能性があります。
親知らずは智歯とも言われ17歳から18歳以降にはえてくる永久歯ですが…
柔らかい食べものが多くなった今を生きる私たちには退化した歯となって、無い場合もあります。
顎が小さくなってきている現代人には親知らずがはえる場所がなかったり、はえ方が悪くて歯ぐきに痛みを出すことや、はえてきても顎の位置を悪くして顎関節症の原因になったり噛み合わせや歯並びを悪くしてしまうこともあるんです。
先日、小学校5年生の女の子が今後の噛み合わせや歯並びを悪くしない為に予防抜歯をしました。
小学生や中学生ぐらいの年齢では親知らずは、まだたまごのような柔らかい状態なので比較的に楽にとることができます。
口臭菌を減らしてカラダのにおいも撃退しよう!
男性の身だしなみで女性が一番気になるのは、「におい」だという。
最近は、男性向けのにおいケアグッズも増えてきた。
商品を選ぶ前に、においの原因をきちんと理解しよう。納得して、必要なケアを選びましょう。
まずちょっと驚きの事実から。
自分の口臭は、自分では気づかないことをご存じですか?
口の中がいつもにおいで満たされていると、鼻の嗅細胞(きゅうさいぼう)が順応して、そのにおいを感じなくなるのです。
自分でにおわないから“口臭なし”と思うのは、当てにならないようです。
口臭を作るのは、口の中にすんでいる嫌気性菌。直接空気にさらされるのが苦手な菌で、舌の上の舌苔(ぜったい)や、歯に沈着するプラークの奥の方に潜んでいるのです。
食事をして唾液(だえき)が出ると、口の中が撹拌(かくはん)されて嫌気性菌が減るのですが一方、睡眠中は唾液があまり出ないので、増えます。
就寝前のお口のケアは必須ですね。
デンタルケアは個々の条件に違いがあるので、癖を含めて口腔ケアの正しい方法を習いましょう。
認知症について考えてみました!
最期まで自分らしく生きたい!
誰もが望むところですが…この願いをはばむ認知症について考えてみました。
認知症を正しく理解して、お口の健康からできる予防について
認知症は脳脳病気です。脳の細胞が死んでいくことで
•脳の機能低下
•感情表現や性格の変化
•身体機能の障害
が起こり、自立した生活を営むことが困難になってしまうのですね。
認知症とお口の健康には大きな関係があります。
要介護の原因の半数以上の方にはに歯の健康が影響しているんです。
認知症予防に自分でできる心がけは
ひとくち30回を目標によく噛んで食事をしましょう!
記臆力の回復
脳の活性化
肥満防止
脳神経の活性化
脳への血流を促す
私たち自身の問題であるという認識が大切です。
噛み合わせが悪いってどんなこと?
噛み合わせが悪いと、何が起こるのでしょうか?
綺麗に歯みがきが出来ているのにむし歯になってしまう。
何回も同じ歯を治療している。
顔の非対称やあごのズレを感じる。
耳なりがある。
首や肩のコリが慢性的にある。
いつも限られた歯がしみる。
かみにくい食べ物がある。
硬い食べ物は敬遠することが多い。
アゴの痛みや違和感、音がする。
同じ場所の歯ぐきから出血がある。
部分的な歯ぐきが下がってしまっている。
悪くない歯が痛む。
いかがでしょうか?こんな症状、だれにでも起こりうるんです。
なぜ噛み合わせが悪くなってしまうのでしょうか?
四つ足動物の動物にはからだのバランスが悪くなりにくいと言われています。
しかし人間は二足歩行であるので筋肉の使い方が非対称な動きであったり非対称な姿勢になってしまうんです。
- また現代人には欠かせないスマホは、体の非対称をつくってしまう可能性大なんです。
今を生きる私たちには、バランスというキーワードがとても重要なんですね。
矯正歯科治療について
矯正歯科は、歯並びを正しく配列し、審美性を良くする、そして機能的で安定してバランス良く嚙める噛み合わせをつくる治療です。
開始する年齢によっては、治療のための診断は大きく異なります。
例えば八重歯を気にされている小学生や中学生と成人以降の方では全く治療方針が違うことがあります。
ではなぜでしょうか?
小中学生ではアゴの成長が期待できるからです。当然、成長を経過観察しながらの治療になるので時間を要することもあります。しかし成長がうまく進行してくれた場合は歯を抜かずに治療が可能です。
逆に成人以降の方は歯並びと噛み合わせを中心とした治療をすぐに開始できて治療期間もある程度明確に考えることが可能です。
矯正治療は骨の中で歯を移動させていく治療ですから…当然、骨のことを十分に考慮して治療を行わなければいけません。
矯正治療が終わってから正しく安定した状態を維持するためには、定期的な噛み合わせバランスのメンテナンスは必須ですのでご注意くださいね。
噛み合わせの怖いところ
日頃、私たちは、毎日の食事をどのように食べているかなんて考えていないんです。
食事が感覚的に問題なく食べられていれば…別に噛み合わせだって大丈夫ですなんて思っているんです。
ところが気がつかないだけで、もしかしたら問題があるかもしれません。それが噛み合わせなんです。
顎の開け閉めであったり、食べる時の顎の動きであったり…
噛み合わせが顎の動きと密接な関係があるのです。お互いの関係が乱れていれば当然症状があるんですが…
それはお口の中ではなく体に現れることがよくあるのです。典型的な症状に頭痛と肩こりがあります。
身体の歪みだっておこってしまうんです。
これらの症状は長く付きあっているから…と諦めず、是非一度噛み合わせ診断を受けていただくことをお勧めします。特に歯科治療を多く受けている方は要注意です。
5月病を予防するために
ゴールデンウィーク後にはどうしても休みボケや気持ちがブルーになってしまうなんてことがありませんか?
前向きにポジティブ感、がんばる感を出すために…
肉を食べましょう!
最近は肉ブームでいろんなところで肉フェスとかやってますよね。
肉を食べると幸せホルモンのセロトニンの生成を増加させ気持ちいい感が現れるそうです。
つまり肉を食べて、しっかり噛んで…ってとこにポイントがあります。
セロトニンは、脳内や腸内、血液中で合成される神経伝達物質の1つです。
脳内で合成されるセロトニンは、主に心を安定させる役割、腸内で合成されるセロトニンは、消化を助ける役割、血液中で合成されるセロトニンは、止血や血管の収縮を助ける役割を持っています。
セロトニンは、ビタミンCや食物繊維といった栄養素ではないので、食べ物から直接摂ることはできませんが、食べ物からセロトニンの材料となる栄養素を摂ることができます。