口臭予防について
誰にでも口臭はありますが…その強さが問題です!
口臭を正しく理解して予防しましょう。
原因の80%は、お口の中にあります。
•口臭の種類
⒈生理的口臭 起床直後、空腹時、緊張時
⒉食べ物や酒、タバコなどによる口臭
⒊病的口臭これが問題ですね。
ほとんどは、口の中が原因!歯周病、むし歯、歯垢、歯石、舌苔(ぜったい)、唾液の減少、入れ歯の清掃不良、口腔ガンなどによる場合は、治療が必要です!鼻やのどの病気、呼吸器系、消化器系の病気、糖尿病などが原因で起こる可能性もあります。
•口臭の予防のために
⒈セルフケア
①正しいブラッシング、正しいフロッシング、必要な箇所の歯間ブラシ
②舌ブラシで舌苔の除去
③入れ歯の清掃、こまめな洗浄
⒉プロフェッショナルケア
①定期健診を受けましょう
②プラークや歯石の除去をしてもらいましょう。
③歯周病やむし歯の治療を受けましょう。
高齢者の歯・口腔機能低下について
健常な状態と要介護状態(日常生活でサポートが必要な状態)の中間の状態で心身の活力が低下した状態をフレイルといいます。フレイルは「虚弱」を意味する言葉「frailty」からつくられました。
多くの方は健常な状態から、フレイルの時期を経て要介護状態に至ります。フレイルの状態の方は、健常の人に比べて、要介護状態に至る危険性が高いだけではなく、生命予後が悪く、入院のリスクが高く、転倒する可能性も高いと言われています。
また高齢者の歯や口腔機能低下による虚弱、老衰など介護が必要となる一歩手前の状態を「オーラルフレイル」といい、このオーラルフレイルの予防が全身の健康寿命延伸に寄与することがわかってきています。
歯科未病について
未病って聞いたことありますか?
未病を知って健康維持と発病しないカラダにしましょう。
■健康と病気 中間の状態をいいます。
健康と病気ははっきりと2つに分かれるのではなく連続しており、その中間にある状態をいいます。
中国の古典医学書に登場し「病気の前兆を早く見つけ、症状がでないようにするのが名医だ」との教えを説いています。
歯科未病について知っておきたいこと。
例えば、
“しみる”
“詰めものやかぶせ物がはずれる”
“部分的な歯ぐきが腫れる”
“すでに歯を抜いている”
“いつも違和感を感じる歯がある”
“噛む場所が決まっている”
“あごの違和感がある”
など…どれも、さほど生活を乱す状況でないのに…
実は先を考えると見逃せない重要な反応かもしれません。
親知らずって何で抜くのですか?
親知らずは、前歯の1本目から数えて8本目の歯です。
もちろん永久歯としては、一番最後に生えてくる歯です。
年齢的には18歳から20歳を目安として生えてきます。
親知らずは、必ず抜く歯とは言いきれませんが…
今を生きる私たちにとっては、なかなか残すことの弊害の方が大きいようです。
症状としては、むし歯になりやすい、親知らず周囲の歯ぐきが腫れやすい。
またこれらの症状にはない、噛み合わせやあごの位置をずらしてしまう可能性が結構あるんです。これは自分では気がつかないので、やっかいです。
上にある親知らず周囲の骨は少ないことがあるので歯の位置を時間の経過で変化させてしまうこともよくないんです。
定期検診のときはチェックポイントにしていきましょう。
歯と噛み合わせ
先日、「右側の奥歯が痛い」を主訴に来院されたSさん。
該当歯をよく調べたところ右下の12歳臼歯でした。しかし、その歯は既に歯の内部の治療がされていましたが…
治療の段階としては、途中の状態で3年くらい経過しているとのことでした。
再度、内部の消毒の為に詰めものをはずしたところ、内出血が起きており開放して経過をみることに。
しかし、数日経過しても症状は強まる一方で、会社も休むような状況でご本人も大変辛そうでしたので…
十分、状況を説明させていただき、抜歯処置を選択しました。
翌日の消毒の時にはお顔の印象も大変よくなって生活も普通に戻られたとのことでホッとしました。
あらためてお口の中の痛みの辛さを感じ、歯と噛み合わせの大切さを確認しました。
学校保健委員会に出席しました!
先日、県立百合ヶ丘高校で1年に一度開かれる学校保健委員会に出席してきました。
今回の保健委員の生徒の皆さんによって発表されたテーマは…
”あなたはネット依存?”でした。
各学年から460名の生徒からアンケート調査を実施。
①気がつくと長くネットをしている
②ネット中にやめられないことがある
③誰かとよりネットを選ぶことがある
④やるべきことよりネットをチェック
⑤ネットのために勉強の成果の低下
⑥ネットで新しい仲間づくり
⑦ネットで心配やストレスが落ち着く
⑧ネットを邪魔されてイライラ、怒り
⑨ネットのない生活は退屈、むなしい
⑩普段でもネットのことばかり考えている
これらの質問から5個以上を『ネット依存の可能性』と判断します。
さて、あなたはどんな結果になりましたか?
親知らずについて知っておきたいこと
大臼歯って何本あるか知っていますか?
手前から6歳臼歯、12歳臼歯、そして親知らずです。片側には3本の臼歯が噛み合う可能性があります。
つまり左右上下あわせて12本の大臼歯が存在する可能性があります。
親知らずは智歯とも言われ17歳から18歳以降にはえてくる永久歯ですが…
柔らかい食べものが多くなった今を生きる私たちには退化した歯となって、無い場合もあります。
顎が小さくなってきている現代人には親知らずがはえる場所がなかったり、はえ方が悪くて歯ぐきに痛みを出すことや、はえてきても顎の位置を悪くして顎関節症の原因になったり噛み合わせや歯並びを悪くしてしまうこともあるんです。
先日、小学校5年生の女の子が今後の噛み合わせや歯並びを悪くしない為に予防抜歯をしました。
小学生や中学生ぐらいの年齢では親知らずは、まだたまごのような柔らかい状態なので比較的に楽にとることができます。
口臭菌を減らしてカラダのにおいも撃退しよう!
男性の身だしなみで女性が一番気になるのは、「におい」だという。
最近は、男性向けのにおいケアグッズも増えてきた。
商品を選ぶ前に、においの原因をきちんと理解しよう。納得して、必要なケアを選びましょう。
まずちょっと驚きの事実から。
自分の口臭は、自分では気づかないことをご存じですか?
口の中がいつもにおいで満たされていると、鼻の嗅細胞(きゅうさいぼう)が順応して、そのにおいを感じなくなるのです。
自分でにおわないから“口臭なし”と思うのは、当てにならないようです。
口臭を作るのは、口の中にすんでいる嫌気性菌。直接空気にさらされるのが苦手な菌で、舌の上の舌苔(ぜったい)や、歯に沈着するプラークの奥の方に潜んでいるのです。
食事をして唾液(だえき)が出ると、口の中が撹拌(かくはん)されて嫌気性菌が減るのですが一方、睡眠中は唾液があまり出ないので、増えます。
就寝前のお口のケアは必須ですね。
デンタルケアは個々の条件に違いがあるので、癖を含めて口腔ケアの正しい方法を習いましょう。
認知症について考えてみました!
最期まで自分らしく生きたい!
誰もが望むところですが…この願いをはばむ認知症について考えてみました。
認知症を正しく理解して、お口の健康からできる予防について
認知症は脳脳病気です。脳の細胞が死んでいくことで
•脳の機能低下
•感情表現や性格の変化
•身体機能の障害
が起こり、自立した生活を営むことが困難になってしまうのですね。
認知症とお口の健康には大きな関係があります。
要介護の原因の半数以上の方にはに歯の健康が影響しているんです。
認知症予防に自分でできる心がけは
ひとくち30回を目標によく噛んで食事をしましょう!
記臆力の回復
脳の活性化
肥満防止
脳神経の活性化
脳への血流を促す
私たち自身の問題であるという認識が大切です。
噛み合わせが悪いってどんなこと?
噛み合わせが悪いと、何が起こるのでしょうか?
綺麗に歯みがきが出来ているのにむし歯になってしまう。
何回も同じ歯を治療している。
顔の非対称やあごのズレを感じる。
耳なりがある。
首や肩のコリが慢性的にある。
いつも限られた歯がしみる。
かみにくい食べ物がある。
硬い食べ物は敬遠することが多い。
アゴの痛みや違和感、音がする。
同じ場所の歯ぐきから出血がある。
部分的な歯ぐきが下がってしまっている。
悪くない歯が痛む。
いかがでしょうか?こんな症状、だれにでも起こりうるんです。
なぜ噛み合わせが悪くなってしまうのでしょうか?
四つ足動物の動物にはからだのバランスが悪くなりにくいと言われています。
しかし人間は二足歩行であるので筋肉の使い方が非対称な動きであったり非対称な姿勢になってしまうんです。
- また現代人には欠かせないスマホは、体の非対称をつくってしまう可能性大なんです。
今を生きる私たちには、バランスというキーワードがとても重要なんですね。