保険証からマイナンバーカードへ
国は国家戦略としてデジタル化を進めるためにデジタル庁を設立して1年が経過しました。
医療現場もデジタル化推進の流れを大きく迫られています。
来年4月より原則、医療機関窓口では保険証は廃止され、マイナンバーカードによる提示が行われるようです。
医療機関では今年から順次マイナンバーカードによるオンライン資格確認カードリーダーの導入が進められております。
患者様ご自身も医療のDX化情報をご確認いただき、医療現場へのご理解を賜りたく宜しくお願いし致します。
歯が十分使えないと、学習・記憶能力が低下する!?
噛むこと”の大切さを教えてくれる、面白い実験結果がある。
老齢期のマウスの奥歯を削り取り、学習・記憶力を測定したところ、健全な歯を持つ老齢マウスに比べて、記憶力が5分の1ほどに低下したという。
さらに、削り取った歯を治療して“よく噛める”ようにしたところ、学習・記憶力が日ごとに回復していったというのだ。
また、歯を治すことで、記憶力などの重要な役割を果たす「海馬」の神経細胞も、8割方回復した。
よく噛む”ことは、脳の活性を向上させることが、この結果からも推察できる。
しかしながらよく噛むこと、噛む意識を持つのは私自身であることだと…
歯科健診の思い出
近年の小学校の歯科健診に行って感じることは、生徒の歯は、とてもいい歯でキレイで素晴らしいと思うことが多いです。
歯科健診の思い出を書いた、ある一節を読んで…
”きみの歯はいい歯だ!こんないい歯を今まで見たことがない”
”きみは、もっと丁寧に歯を磨けば真珠のように綺麗になるよ”
毎年言われる度に本当に気持ちがいいくらい嬉しかったのを覚えています。
今の子どもたちは、いい歯をもっているのでひとりひとりに言うことはできないけれど…
でも、たった一言で子どもたちが大人になってから自分はいい歯をもっているという自信が人生を変えるかもしれないと感じた。
歯科健診が子どもたちのこころの栄養になるように心がけたい。
歯みがきのベストタイミングはいつ?
高校生からの質問
”歯みがきのベストタイミングについて教えて?”
お口の中は… 酸性→アルカリ性→酸性→アルカリ性…
このサイクルを繰り返しています。
食事のあとは酸性(むし歯の時間)に向かい、歯磨きをすれば(歯が守られている時間)アルカリ性になるのです。
むし歯の予防には酸性に向かう時間を最小限にすることを考えれば食後30分以内にはお口の清掃がマストでしょう!
どうしても食後30分以内にはブラッシングができないときはブクブクうがいだけでもOKです。
最もよくないことはいつまでもダラダラと食べ続けることです。
矯正歯科治療中のみがき方
矯正治療中には様々な矯正器具がお口の中に存在します。
当然ですが矯正装置やワイヤーには食べ物が絡んでしまいます。
矯正器具には影になっている場所が必ずあります。
よーく丁寧に時間をかけて磨き終わっても…
気がつかない磨き残しは存在するものです。
point1 ワイヤーが入っている場合はブラシの毛先はワイヤーの上と下からに分けて磨いてください。
point 2 山がたの歯ブラシを使って磨きます。
point 3 磨く→お口のうがい→磨く この繰り返しを5回を目安に行なってください。
point 4 重要 最後には必ず鏡を使って目で確認します。矯正器具がついていると食べかすが残っていても自覚がありません。
長い時間をかけて矯正治療が終わってキレイな歯ならびになってもむし歯をつくってしまっては、とても残念なことですから。
突然訪れたかむ痛み…
”2、3日前から突然歯があたったときに強い痛みが走ったのです。
それからは、食事が思うようにできなくなり、痛みどめの薬を飲んでも良くなりません。”
レントゲン写真で確認すると…
骨の中で歯根の一か所が折れていたのです。
とても骨が硬い、良い骨に支えられていた歯。
しかし急な強いかむ力によって歯根が折れてしまったのです。
欠損部位が存在することによって、一部に強い噛む力が集中する噛み合わせが原因でした。
予防歯科って?
歯は働き者ですよね
生活スタイルにはさまざま、個人差がありますが…
少なからず誰でも毎日歯を使って食事をするからね。
だから…定期的なメンテナンスがマストなのです。
むし歯がないかの為?はい
歯の汚れの除去?はい
歯ぐきなど歯石の付着など歯周のチェック?もちろん…
歯は健康、歯ぐきも健康
でも、それだけではない現代の予防歯科の意味
それは…健康に噛めてますか?
これって漠然としてて自分ではよくわからないんだけど…
食生活の個人差による、とても大切な予防歯科のチェックポイントになってます。
噛み合わせのバランスが悪いと…
被せものや詰め物の脱離、あるいは歯の治療のために一時的に歯を削ったりすることで食べにくくなったりすることありますよね。
それは噛み合わせのバランスが急に変わってしまうからです。
思うように歯に力が入らなくなると…
あれっ?変だぞ!
そのような思いをしながら生活していると、気がつかないうちに階段や段差でつまずいて転倒のリスクが増加します。
歯の治療中に転倒して骨折してしまった…なんて事がないように治療する上で噛み合わせのチェックは常に重要になってきます。
歯の問題は意外なくらいお口の外にも影響が大なんです!
歯科健診を受けることで病気のリスクは減少するの?
”歯科健診を受けている人は受けていない人に比べ医療費が年間いくら少ないでしょうか?”
正解
なんと年間で13万円以上、月に一万円以上も少ないようです。
口腔機能の健康がカラダの健康に直結しているのですね。
気がつかない顎関節症状による生活への影響
”口を開けると顎が痛い”
”口を開けるとコキッて音がする”
”口を開けるときにスムーズに開かない”
”硬いものを食べるとアゴが痛い”
”アゴの位置がズレている感じがする”
などなど…症状には個人差がありますが
では、原因はなに?
歯並びや噛み合わせに起因するアゴの関節の位置異常なのです。
つまり耳の近くにあるアゴの関節の位置は歯の噛み合わせによって決められているのです。
顎関節症状をもっていると、どうしても食事にも噛めるものが限られてしまう(やわらかい食べ物)可能性があります。
何よりも程度にもよりますが…体の不調は生活へのストレスの原因となることです。