矯正治療を行うにあたり、初期診断は非常に大事です。
治療しようと思う主訴は…患者様よって異なりますが、歯並びや八重歯が気になるとしましょう。
当然、あごの大きさに対して歯が大きければ並びは悪くなって当然です。
しかし、もし小学生であれば、これからのあごの成長が見込めますし、その時点だけの診断で抜歯をして歯並びを治したとしても、問題は後から発症してくるんです。
それは20歳以降に…
どんな症状でしょうか?
抜歯をおこなって矯正治療をすると奥歯の位置が前歯に近づくので顎間距離(上あごと下あごの間の距離)が狭まる可能性が高く顎関節症状をはじめ、咀嚼障害、首や肩のコリ、頭痛や耳なり、ひとによっては整形領域の腰や姿勢に影響することも…
もちろん、抜歯をおこなって矯正治療を行うメリットもあるので、年齢を含めた様々な視点から診断が要求されます。診断ミスは将来にわたる問題になるので。