かつて医療には精神世界的な心の結びつきに近いものがありました。
今、改めて思い出すとこれらのことが、とても昔のことの様に感じます。
タイトルにある『手当て』は今や治療って意味ですが、昔は本当に手をあてて病気や怪我を治していたようです。
痛くなったところに手を当てると痛み和らぐ…
つまり“痛いの痛いの飛んでいけ!”みたいな感覚です。
手当てはマイナスの感情があると上手くいかないみたいです。
常に診療においても患者さまにプラスの感情で行なっていきたいものです。
世の中は、とても便利になり人の愛情とか心と心を通わせることが希薄になってはいないでしょうか?
歯科診療現場においても、虫歯が激減したことによって様々な情報から歯科医院に求められるものが多様化し、また来院される方との心の接点が会いにくいことを感じます。
手当てを必要とする診療自体が減少していることもあるでしょう。
これからは、さらに生活習慣アドバイザーと健康予防の必要性を訴えていこうと考えています。
医食同源という言葉があるように、病気を治すことは8割は食事療法の世界です。
食育であったり食力を大切にして食を見直すことで命の視点に変わり、そのあとに精神医療に戻ってくるはずだと確信しています。