患者さまからの訴えにある”噛んだ時にズキっとくるんです!”
その後には、ほとんどの場合”先生、むし歯だと思うのです。”という会話になります。
この問いにはまず歯のイラストで説明していきます。
歯の痛みには大きく分けると3種類あります。
①歯の中の痛み
②歯根周囲の痛み
③歯ぐきの痛み
①の歯の中の痛みが、いわゆるむし歯の痛みです。これは歯の中の神経による痛みの為に、症状は鋭くて強い継続的な痛みです。
②歯根周囲の痛みが、噛んだ時にでるズキッとくる症状です。
③の歯ぐきの痛みは、歯肉炎症や歯の細菌感染による二次的な症状によるものや、疑っていけば歯根破折なども考えられます。
②や③の症状には、噛み合わせによる見えない力が関与していることも多いのです。
食事中にズキっとくれば、思わずヤバっと思えばその歯を使わずに食べるわけです。
すると痛くないのですが、もともと食べることに一番中心になってた歯を使わずに不自然な食べ方になるので、辛いんです。
ズキっとくるのは、歯の訴えですから、症状がなくなってもスルーしないでくださいね。