健常な状態と要介護状態(日常生活でサポートが必要な状態)の中間の状態で心身の活力が低下した状態をフレイルといいます。フレイルは「虚弱」を意味する言葉「frailty」からつくられました。
多くの方は健常な状態から、フレイルの時期を経て要介護状態に至ります。フレイルの状態の方は、健常の人に比べて、要介護状態に至る危険性が高いだけではなく、生命予後が悪く、入院のリスクが高く、転倒する可能性も高いと言われています。
また高齢者の歯や口腔機能低下による虚弱、老衰など介護が必要となる一歩手前の状態を「オーラルフレイル」といい、このオーラルフレイルの予防が全身の健康寿命延伸に寄与することがわかってきています。